蝶野選手が、プロレスリング・ノアの12月9日両国国技館大会で引退表明をした小橋建太選手にメッセージを寄せています。
【蝶野選手コメント】
先日、来年で25周年を迎えるノアの小橋選手の引退発表を知りました。
まずは「ご苦労さま」。
小橋選手は、ライバル団体、ライバル関係として、長年にわたってプロレス界を盛り上げるために競い合ってきた同士だと思っています。
小橋選手との一番の思い出は、2003年5月2日に東京ドームで開催された『ULTIMATE CRUSH』での試合になります。この大会はプロレスと総合格闘技のイベントで、自分たちのシングルマッチはプロレスの頂上対決でした。自分はドーム大会の直前の試合で左膝の靭帯を損傷して歩くこともままならず、小橋選手も怪我から復帰してすぐの試合だったはず。お互いに怪我で万全の状態ではないにも関わらず、全力を出し切った戦いは、いまでも忘れられません。
今回、小橋選手の引退発表は、肉体的なものが一番の要因になっていますが、それはアスリートとしては誰もが辿らざる得ない道だと思います。ただ、小橋君が築いてきたプロレスは、後進に引き継がれ、そして語り継がれるものです。三沢社長が亡くなられたあとのノアを引っ張ってきた功労も含め、小橋選手に対する業界内の評価は誰もが認めるもので、それはファンも同じ気持ちのはず。
小橋選手は来年に引退試合を行うという話です。引退後は、デビュー以来、酷使し続けてきた体を一度休めることに集中してほしいですね。自分も含め、引退後に業界とどういう立ち位置で接点を持つかは、みんなが考えないといけない。現役引退後の業界底上げの役割を、小橋選手とは時間があったら一度ゆっくり話をしてみたい。
まずは、来年の引退試合に向けての最後の調整。無理をせず、最後のリングに上がってもらいたいですね。
蝶野正洋
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